おじさんと女子大生の吸って吸われる関係
一記事目に引き続き、なんとなく勢いで二記事目も書いてみる。
フリーランスおじさんとニート女子大生の馴れ初めを書こうかと思ったが、
目覚めると一定の確率で心と身体が入れ替わり、隕石から人々を救った訳でもないし、
南斗と北斗の星の下に生まれ、宿命的な出会いをし、最終的に南斗最後の将と北斗神拳伝承者になる訳でもない。
だからまずは、フリーランスおじさんの人となりを、私のフィルターをガンガンにかけて書いていきたい。
フリーランスおじさんは、文を書くフリーランスおじさんである。
ライター、コラムニスト、作家、、
いろいろ呼び名はあるが、この際何のフリーランスかは関係ない。
"フリーランスである"ということが重要なのだ。
もっと正確に言えば
"フリーランスにしかなれなかった"となる。
これが何を示唆するか。
ヤツと出会った頃の純粋無垢な私以外なら、誰しも検討がつくだろう。
【 圧 倒 的 社会不適合者 】
これに尽きる。
まず、ヤツの発する主要単語は、
『お腹すいた』『ママ』『おっぱい』
の3つだ。
おわかりいただけただろうか。
到底、通常の幼稚園児たちの会話に遠く及ばない。
ハムスターの方がもっと上手く欲求を表現できるかもしれないというレベルだ。
まだある。
ヤツには『汚い』という感覚がない。
風呂は3日に1回入れば良い方。
万年床かつ布団の上でご飯やお菓子を食べる。
口や鼻周辺にやたらとソースや米粒を付ける上に付いていることに気づかず、さらに食べたら口を拭く習慣がない。
何とも不可解だ。
ヤツと初めて出会ったときは、口の周りにソースなんて付いていなかったのに、、
この際フリーランスおじさんの七不思議の1つとして認定しておこう。
なぜこんなおじさんと付き合って、さらに同棲までしているのか気になる方。安心して下さい。
私にもわかりません。
ただ言えること。
ヤツと出会った当時、恋愛経験がノミの◯コほどもない穢れなき純白であった私。
恋愛経験がノミの◯コほどもない穢れなき純白の私に、"フリーランス"というよくわからない魅惑のオーラをまとって近寄ってきたよくわからないおじさん。
恋愛経験がノミの◯コほどもない穢れなき純白の私に、"フリーランス"というよくわからない魅惑のオーラをまとって近寄ってきたよくわからないおじさんに、残念なことにのこのこついていってしまったノミの◯コ。
よくわからなくなったのでここで止めておく。
私の他に、
この一連の文章が意味不明だったという方にはぜひ
私が幼い頃大好きだった絵本『これはのみのぴこ』を検索してほしい。
さて、ここからが最も重要なことである。
正直、今までのよくわからない流れに耐えて
ここまで読んでくれている人間はいないと思う。
「そんなことない!今ここまで読んでるよ!」
という方。非常に残念ながら、あなたは人間でない可能性が高い。非常に、残念です。
続ける。
私はニートである。
恋愛はギブアンドテイクという安っぽい言葉をどこかでかすかに聞いたことがあるような気がする。
それが本当なら、ニートである私も何かギブしなければいけない。
ニートの私が使えるのはこの身一つだけだ。
だから、
「お腹空いた」と言われればおっぱいをあげる。
「ママ」と言われればおっぱいをあげる。
「おっぱい」と言われればおっぱいをあげる。
そして3日に1度、上手くいけば2日に1度頭のてっぺんからつま先まで丁寧に洗い、
定期的に布団を掃除し、
口の周りについた離乳食をキレイにふきあげる。
所詮ニートである。クズである。
お金に関して全くもって無力である。
私はフリーランスおじさんのあらゆるものを吸い尽くす、とんでもなくデカいノミだ。
とんでもなくデカいノミには、
社会の荒波に揉まれ、見えない涙を流しながら
何とか生きている疲れ切った32歳のおじさんを、
あやすことくらいしかできないのである。